GoGo五島美術館

2021-11-05

今年の文化の日は、週のど真ん中の水曜日。
遠出せずに文化的なことができないかしら?ということで
我が家から最も近くてあまり混んでなさそうな(失礼)美術館
「五島美術館」に白羽の矢が立ちました。

美術館では特別展「アジアのうつわわーるど」が開催中。
陶磁器やガラスなどの美術工芸品の収蔵で知られる町田市立博物館が
次の美術館に生まれ変わるため休館中で、
そのコレクションの中から中国・東南アジアの
やきものやガラス工芸品を公開するという企画です。

やきものは中国をはじめ、ミャンマーやタイ、ベトナムなどで
13〜14世紀ごろにつくられた作品が中心でした。
中国は歴史ある陶磁器の国として有名ですが
他のアジアの国々の古いやきものはあまり見る機会がなかったので、新鮮でした。
↓これがきゅーんとする可愛さでした。

そして、すごくときめいたのが中国のガラス工芸品。
18〜20世紀の清の時代のものが中心でしたが、その美しさといったらば!!
今回初めて知った鼻煙壺(びえんこ)という存在。

これです。

なんでも、「嗅ぎ煙草」を入れて持ち歩くための小瓶だそうで
様々に意匠を凝らした鼻煙壺の数々にうっとり。
小さくて細かい細工と鮮やかな色彩が施され
中国の人々の美意識の高さを感じました。

さて、入館して初めて知ったのですが
この五島美術館には大きな庭があるとのこと。
美術館スタッフの方が「ぜひ散策ください」とおっしゃるので
それじゃ、と軽い気持ちで中庭へ。

それでは案内図を片手に散策してみましょうと、読んでみると

「基本的に崖」
「高低差約35mあります」
「おみ足とご相談しながら散策願う」
とのワードがちりばめられ…
「ただの庭だと思って舐めないでいただきたい」という
美術館側の思いがあふれていました。


散策スタート!

茶室が素敵〜

古墳が!

冬囲いされたBIGなソテツ。

合間から二子玉川ライズのビルが見える〜

東屋でひと休み。

池や湧水?を通り過ぎ

赤い門をくぐり

出口専用の春山荘門。
美術館の入り口は上野毛駅に近いですが、
この出口から出れば、二子玉川駅方面に近いそう。
ですが、また美術館の方へ登り道をてくてく。

中庭へ戻りました。
一部冬囲いをしたゴヨウマツが迎えてくれました。
それにしても見事な松だなあ〜!!

この美術館は東急電鉄の創始者である五島慶太氏の所蔵品公開のために設立されたそうで
約6000坪の庭は五島家が寄贈されたのだとか。
なるべく自然な美しさを堪能できるよう、地形や景観を活かしているそうで
ほんとに森林公園に来ているような、気持ちいい散策ができました。
そして、驚くべきは随所に置かれている石仏・石像の量。
一部をご紹介しましょう。

ピンクで指したのはすべて石仏・石像。
見猿・言わ猿・聞か猿コレクション?や
六地蔵、六観音もコレクションも。
そのなかで、一番好きになったのがこちら

考えにふけっているような、何かを思っているような
素敵なポージング。
よく見ると「享保四年」とな!
江戸時代ですよ。
ここに来る前はどちらにいらっしゃったのだろう?
はるか古のアジアから海を超えてやってきたやきものや、
江戸時代からここにたどり着いた石仏まで
いつも通勤でお世話になっている東急の創始者の五島さんが出会わせてくれた…
なぜか幸せな気持ちになれた今年の文化の日でありました。