桃奉行

2023-08-18

桃がおいしい時期ですね。
福島県出身として、桃には一家言ありまして。
それが「桃はパリパリであるべし」
これです。

桃って柔らかいものじゃないの?と思った方、
福島の桃は実がギュッと締まっていて、
完熟しても硬くパリパリとした食感なのです。

桃とは硬いものだと思って育ってきたので
上京して初めて東京のスーパーで買った桃を
食べた時はとても驚きました。
なんでこんなにトロトロなんだと。
傷んだ桃を買ってしまったのかと思って
次の日別の桃を買ったところ同じようにトロトロ。

ネットで調べたところ、
どうやら硬い桃をメインとしているのは福島県だけということで
その時はじめて自分がマイノリティであることを知りました。

特別郷土愛が強い方ではないのですが
桃だけは硬い福島の桃が食べたい…。
ということで、次の年から毎年、桃はかならず
福島から取り寄せることにしています。

パリパリ桃派のわたしが一番すきな品種は
こちらの「おどろき」。
届いたらまずは大きさに驚きます。

両手サイズ。
ずっしり重いです。

切ってみると果肉の赤さに驚き。

初めて食べる人は食感にも驚くはず。
とにかくカリカリでサクサクでパリパリです。

ネットの販売ページには
「甘い桃をお求めの方にはオススメしません」の文字。
あくまで食感第一。甘さは二の次。という方に
オススメなようですね。
たしかにトロトロ桃のようなジューシーさはありませんが
ちゃんと甘くておいしいです。

我が家はこちらの「おどろき」を
毎年3キロ発注します。
8玉ぐらい入ってくるので1週間ぐらい堪能できます。

今年は福島の実家の母からも桃をもらいました。
品種は不明ですが、地元のスーパーで買ったとのことで
おそらく福島の桃の定番「あかつき」系のなにかだと思います。

これも「おどろき」ほどの硬さはないものの
実がギュッと締まっているのでトロトロではありません。
香りも甘味もつよいので、まだパリパリ桃に
親しみがない方でもおいしく食べられると思います。

写真をみてお気づきかも知れませんが、
我が家ではこの桃は皮を剥かずにいただきます。
なんで?と聞かれたら「実家でそうしてたから」
としか答えようがないのですが、
皮をよく洗って、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ると
細かい産毛が取れてそのまま食べられるんです。
栄養価もそのほうがいいのだとか。

暑い夏のデザートにキンキンに冷えた桃、最高です。
トロトロ桃派の方も、今年は福島の硬い桃をぜひお試しください!

番外編ですが
イギリスやアイルランドにいくと
“Flat peach”という文字通り平たい桃が売っています。

これもパリパリでおいしいです。
日本でももっと出回ってほしい……!