かなり普通

2017-02-15

先日、マルニ木工のショールームへ行きました。

マルニ木工は日本を代表する家具メーカーで、デザイナーに深澤直人さん、ジャスパー・モリソンさん、nendo、SANAAなどを起用し、伝統の木工技術と現代のデザインを融合させた家具をたくさん発表しています。

その中でも特筆すべきは深澤さんとモリソンさん、いや、あえてここでは深澤先輩とモリソン先輩と呼ばせていただきましょう。
ぼくはプロダクトデザイナーの中でも、深澤先輩とモリソン先輩が大好きです。
一番好きなプロダクトデザイナーは奥山清行さん。奥山先輩も天童木工といろいろカッコイイもの作ってるので、デザイナー×職人というラインは外せないところでしょう。そうなると奥山先輩の凄さや民藝運動まで遡ったりなんかしたくなるのでまた機会があれば。

今回書きたかったのは、マルニ木工のショールームに行ったら深澤先輩とモリソン先輩の本があって、かっこよかったから買っちゃいましたって話です。

こちら。


2006年にAXISで行われた「スーパーノーマル展」の図録です。

「スーパーノーマル」とは、「超普通」、「洗練された普通」、もっと言うと「一番無駄のない形」とかそんな感じでしょうか。

掲載内容は、日常生活で見慣れたものばかりです。


カッター。


ステンレスボウル。


便サンも。

生活の中に溶け込んでいてあまり気が付かないけれども、身の回りのものは全てデザインされている。それでいて余計な主張をしない。機能に導かれた形態によって調和を保っている。それが「スーパーノーマル」な考えなのかなとぼくは思っていて、それに共感します。佐藤卓さんも「デザインあ」の中で同じようなことをおっしゃっていて、深くうなずきました。

スーパーノーマルな人になりたい。生活の中に溶け込んであまり気が付かれないけれども、デザインされた人に…。どんな人やねんそれ。

と、実はここまでが前段。本題はこれ。

2人のサイン本ゲットしてうれしかったって話ですヽ(゚∀゚)ノ パッ☆