紙のテーマパーク

2020-01-31

パンと同じくらい「色のついた紙」が昔から好きです。たとえば折り紙や色画用紙。きれいな色の封筒や便箋やポストカードも見つけるとつい手が伸びてしまいます。便箋なら文字も柄もはいっていないシンプルなデザインで、たくさんの色が入っているもの。ザラザラした紙、透け感のある紙、ゴールドやシルバーのキラキラした紙も好き。そういえば幼い頃、折り紙のセットに数枚だけ入っている金紙や銀紙を、もったいなくて使えずに眺めていたのを思い出します。キラキラツヤツヤした紙って女の子は特に好きですよね。みなさんも似たような経験がありませんか?

仕事の撮影物で背景用の紙が必要になり、銀座の伊東屋7階にある「竹尾見本帖」に久しぶりに行ってきました。印刷物に関わるデザイナーなら誰もが知っている、紙の専門商社「竹尾」。その竹尾が運営するこちらのショップは、なんと90銘柄1000種類もの特殊紙(ファインペーパー)を1枚単位で販売しています。

足を踏み入れた瞬間から胸の高鳴りを禁じ得ないこの雰囲気。おわかりになりますでしょうか。。。

用紙の種類や厚みなど、スペックが書かれた紙見本が壁一面に並びます。グラデーション状に配置されているというだけでテンションあがる!!

この紙見本をレジに持っていくと、店員さんが棚から同じ用紙を出してくれます。この販売システムもなぜかテンションがあがる。

驚いたのは白い紙の種類の豊富さ。白い紙だけでもこんなに種類があるのですよ!奥さん!

壁に吊るした紙見本は「色から選ぶ」に対応したもの。これとは別に、質感・厚さ・用途ごとにカテゴライズされたファイルから選ぶこともできます。図書館みたいですね。

目で見て楽しい、指で触れて楽しい、まさに紙のテーマパークな竹尾見本帖でした。なんといっても文房具のテーマパークな伊東屋の中にあるのですから。ほんとに丸1日いても飽きないなあ…。

おまけ。竹橋にある竹尾見本帖の本店では、1/28(火)より新春の恒例展示、クリエイター100人からの年賀状展を開催しています。同業者の年賀状って私はけっこう気になってしまうタイプ。100人分の年賀状がタダで見れるので参考になること請け合いですよ。デザイナー諸君はぜひ行くべし!(平日のみです。)
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20200128.html