墨田区の『たばこと塩の博物館』で会期終了間際の『館蔵ミニチュア展〜小さなものの大きな魅力〜』を見てきました。
「ん、渋谷の公園通りじゃなくて?」と思った方もいると思いますが、『たばこと塩の博物館』は2015年4月にこちら墨田区横川に移転・リニューアルしております。最寄り駅でいうと東武の『とうきょうスカイツリー駅』です。
自分は、ダム・橋・船など巨大な人工物が大好物なのですが、ミニチュアや箱庭・ジオラマなどの小さい系も昔から大好きなんです。両極端ですね〜(人間サイズが一番興味薄いかも…)
今回のこの『館蔵ミニチュア展〜小さなものの大きな魅力〜』は、館が所蔵する、明治から戦前のものを中心としたミニチュア作品約1500点を一堂に拝めます。これで入館料は大人100円! 月末のお財布に大変おやさしい博物館!
「他の観覧者に迷惑がかからなければ撮影OK」とのことでしたので、写真もバンバン撮りまくってきました。
展示の中核となるのは、稀代の職人・小林礫斎〈れきさい〉作品を含むオーダーメイドのミニチュア約800点から成る「中田實コレクション」
小林礫斎は大正から昭和にかけて活躍した方で、もともとは牙彫〈げぼり〉という、動物の牙を用いる細工物の職人で、たばこ入れの一部でもある根付やきせる筒などを制作していましたが、日本人の生活が大きく変化していく時代背景のなか、ミニチュア制作に活躍の場を移していったそうです。
わずか数センチの作品でも扉や引き出しが開閉したり、1ミリのコマも実物のように回転できるなど、当時の職人たちの超絶技巧が遺憾なく発揮されております。
とにかく展示作品数が多いので、自分が特に気に入った作品をチョイスしてご紹介します。
『館蔵ミニチュア展〜小さなものの大きな魅力〜』は、2019.12.1(日)まで。
興味のある方は、ぜひ『たばこと塩の博物館』へどうぞ。
余談ながら…
『たばこ』と『塩』の博物館ですから、それぞれの常設展示がありまして、
たばこコーナーの最後には、昔懐かしい感じのたばこ屋さんが再現されていたりなど、こちらも楽しめました。