ニュルンベルクのクリスマス

2023-12-15

クリスマスの雰囲気が好きです。
浮き足だった街の空気も好きですし、
クリスマスモチーフの雑貨も大好きです。
我が家にはクリスマスツリーは無いのですが
この時期、インテリア雑貨屋さんのオーナメント売り場は
ついチェックしてしまいます。

アイルランドに留学していた7年前、
念願かなって本場ドイツのクリスマスマーケットに行くことができたので、
今回はその時の思い出を写真と共に振り返っていきたいと思います!

(先にお伝えしておくと、この旅行のようすは
ほとんど一眼レフカメラで撮っていたのですが
悲しいことに、ドイツから出国する直前にカメラごと紛失…というか盗難に遭ってしまったので
写真はスマホで撮っていた分しかありません。
雰囲気だけでも伝われば幸いです。
みなさん、海外旅行に行く際は海外旅行保険への加入をお忘れなく…!)

クリスマスマーケットとはキリスト教圏で中世から続く伝統的なお祭りです。
クリスマスマーケット発祥の地であるドイツでは毎年12月1日ごろから12月24日まで
街の広場にたくさんの屋台が並び、主にツリーのオーナメントや雑貨、お菓子などが販売されています。
日本の縁日のような感じですね!

クリスマスマーケットはドイツ各地で開催されますが、
私が行ったのはニュルンベルクという都市のクリスマスマーケット。
ドイツ人の友人が近くの街に住んでいるというので、案内してもらいました。


こちらがメインの会場となるニュルンベルクの教会前の広場。
写真に写っているより10倍ぐらいの広さがあります。
280店ほどの屋台が並んでいるそうです。

赤と白のしましまのテントで統一されていて
どこを見ても画になりますね〜。

屋台のなかでは
こんな感じのドイツの伝統的なクリスマスの置き物や

ツリーのオーナメントが販売されています。


オーナメント屋さんはどこもカラフルで見ているだけで楽しい!!
わたしが大富豪だったら端から端まで全部買って
部屋の一角にこのオーナメント屋さんを再現して一日中眺めていたいぐらいです。

クリスマスマーケットといえば、
屋台でたべるご飯も楽しみの一つです。
なかでも絶対に押さえておきたかったのが
グリューワイン(ホットワイン)。

寒空の下で震えながら飲むグリューワインの美味しいこと…。
シナモンやクローブなどのスパイスでほんのり味付けされていて、体も温まります。

こちらもドイツのクリスマスには欠かせない
伝統的なお菓子「レープクーヘン」。

英語で言うジンジャーブレッドのようなものです。
色とりどりのデコレーションがかわいいですね。
ドイツ人の友人によると「おいしくないからあくまで観賞用」とのこと。
たしかにおいしくなかった…

クリスマスマーケットで食べて飲んで歩き回った結果、一番おいしかったのがこちら。

こちらは「ランゴッシュ」という料理。
揚げたピザ生地にチーズやサワークリームなどを乗せた
ハンガリー発祥のストリートフードらしいです。
生地がサクサクモチモチでとっても美味。
日本でも流行りそう。
ところが、アイルランドに戻ってから
ハンガリー人にこの写真をみせたところ
「こんなに具材をゴロゴロのせるなんて邪道だ。これはランゴッシュではない!」
とのことで、お怒りの様子でした。
日本人がカリフォルニアロールを寿司と呼ぶのを許せない感覚と同じでしょうか。
本場ハンガリーではトッピングはサワークリームとチーズだけで、
トマトやネギを乗せたりはしないらしいです。

クリスマスマーケットの後は友人の実家にお招きいただき
お母さんの手作りクッキーでお茶。

クッキーの後ろに写っているアドヴォカートという黄色いお酒は
クリスマス時期によく飲まれるお酒だそう。
ドロっとしてプリンみたいな味がする面白いお酒です。

クリスマスとお正月の過ごし方について、
日本だとクリスマス=友達や恋人と過ごす日、
お正月=家族で過ごす日というイメージなのに対して
ヨーロッパは真逆だね、なんて話をして夜が更けていきました。

留学中は知らない文化にぶち当たることだらけの日々でしたが
この時体験したクリスマスマーケットを通して、
さらにいろいろな文化を知ることができた気がします。

クリスマスが好きな方は、ぜひ一生に一度
ドイツのクリスマスマーケットに行ってみることをオススメします!