アマビエつくってみました

2020-05-24

いよいよ5都道県の緊急事態宣言解除が近くなってきました。とはいえ、新型コロナウィルスが消えて無くなったわけでもなく第二波がくるのではないかとの予測もありまだまだ安心はできないところですね。

長い外出自粛のなかで、なにかできることはないかな〜と思っていたところに知った「アマビエ」の存在。

もし、ご存知ない方はこちら「アマビエ Wikipedia」

3月ごろからネットのあちこちでチラチラ見るもののなんとなく無視していたところ、4月19日の日曜美術館「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」の中でアマビエが紹介されていたのを見て、俄然興味が湧きました。「ならば、私も作ってみようかな」と思い、絵を描くより立体のほうが置いておきやすいという理由で粘土でつくってみることに。
でも、粘土が手元にない→a●azonに注文だ→しかし入荷待ちですぐは来ず→GW前に到着。


とりあえずベースをつくってみました。久しぶりの粘土いじり。(粘土は石粉粘土)
これをつくるだけでもけっこう難航。なぜ4体かというと、土台にした素材が4体分あったから。


次に形づくり。ここで理想とかけ離れはじめ、早々に挫折しそうになる。と同時に4体ベースをつくった自分を恨む。

ここでGWが終わってしまいました。自宅にこもりきりとはいえ、なにかしら用事があるもので、思ったより制作に時間をさけませんでした。


やすりをかけ、下地を塗り、髪の毛(?)などを掘ってみました。やすりがけは無心になれていい!


昨日ようやく着色終了。つくることを思い立ってから1ヶ月以上たってしまいました。その間にも新型コロナをとりまく状況は刻一刻と変化。収束を願いながら、アマビエをつくった時間は心穏やかになれてなかなかよかったです。

それにしても、同時に同じ素材で、同じ人間がつくったのに、この個体差!
クローンなみに同じように4体つくろうと思っていたのに、ベースから大きさが違って嫌な予感がしたんですが。(色はあえて青系と緑系に分けましたが)
もしこれが4人姉妹だったとしたら「アマビエちゃんって、お姉ちゃんにも妹にも似てないね!っていうか姉妹全員似てないね」と友達に言われ、「あ、それよく言われる〜」というレベル。

あと、アマビエの「原画」って線画でモノクロじゃないですか。しかもなんか絵心が若干おぼつかない方がお描きになった(失礼)ような味わい深い絵じゃないですか。そうなるとですね、色や形など細部まで作り手の解釈になってくるんですよ。なので、最終形が見えないまままさに手探りで作った感じですね。仕上がりが雑な感じで、ちゃちゃっと作ったように見えると思いますが、けっこう苦労したんですよ(苦しい言い訳)

もうご存知とは思いますが、今たくさんの方々によるアマビエが公開されていてそれを見るだけでも楽しいです。

コロナが収束するまでにまたつくってみようかな。

それでは皆さまの無病息災を願って。