普段そこまで本を読まない私ですが
2年に1回ぐらい本を読みたい気分になる時があります。
まさに今2年ぶりに私の中の読書ブームが到来。
今回は本屋さんでまとめ買いした本達をご紹介したいと思います。
1.クイックオバケの動かない漫画
本と言っておきながら、いきなり漫画ですみません。
こちらはXやInstagramで活動するイラストレーターの
クイックオバケ氏による漫画本です。
彼がSNSで公開している漫画はgifアニメになっていて
絵の一部が動いたり、キャラクターが漫画のコマを動いて
移動したりする独特な作風が特徴です。
ストーリーは日常をファンタジーに描きつつも、
ちょっとノスタルジックで切ないものが多く
私のツボに刺さりました。
わざわざレトロな印刷の雰囲気を再現しているのだとか。
ノスタルジックなストーリーと絶妙に合っててすごくいいです。
表紙のオバケのように静かなベランダで夜風を感じながら
(今の季節は寒いので夏とかに)
しみじみと味わいたい、そんな漫画でした。
2.教養としての猫
シャム猫の表紙にも惹かれましたが
帯の「デキる下僕の必読書」の一言が決め手になり購入。
やはり猫様2匹をお世話させていただいている下僕の私としては
猫様の生態についても熟知していなくてはなりません。
こちらは猫の起源から身体能力、知能に関する最新研究まで
猫のありとあらゆる雑学が書かれた本です。
全部で151個もの雑学が詰め込まれていて、
いちいち「へぇ〜」と声を出しながら読みました。
この本によると
「猫はご飯をたべるとき、ヒゲが食器の内側にあたらないように
顔の筋肉を使っているので実は”ヒゲ疲れ”している」らしく、
それを知った次の日から、我が家では猫のご飯の器を
深さのあるお椀から平皿に変更しました。
ちょっとはデキる下僕に近づけたでしょうか。
一番好きな雑学は「流体力学的にいえば〈猫は個体かつ液体〉」というネタ。
物理学者によるれっきとした論文もあるのだとか。
猫って知れば知るほどかわいくて不思議な生物だなぁと思いました。
同シリーズで「教養としての犬」もあるようですので
犬派の方はぜひ。
3.愛するということ
やっと本らしい本です。
こちらは70年近く前にドイツの哲学者エーリッヒフロムが書いた
「The Art of Loving(原題)」の新訳版。
「愛」と言われるとちょっと重いテーマに感じるかもしれませんが
いわゆる「恋愛指南書」や「恋愛心理学書」のようなものではなく、
もっと本質的に「愛するという技術」について書かれた本とのことで
最近身近で「愛する、愛されるって一体なんなんだろう?」と
考えるできごとがあり読んでみることにしました。
この本によると「愛するのは技術である」ということで
「誰にでもできることではなく、修練が必要なことである」と
説いています。
まだ全部読み切れていないのですが、
要は「どうやったら愛してもらえるか」ではなく
「自分から愛するから他人からも愛してもらえるんだよ」ということを
ずっと言われているような気がします。
深い…。
哲学書を読むのは初めてなので
なかなかスムーズに頭に入ってこないところはありますが
毎日少しずつ読んでいます。
これを読み終わる頃には、私も「愛すること」ができる
人間になっていることを祈って。
…ということで、
最近はこの本をずっと読んでいるのですが
まだ読み終えてないのに
新たな本を買ってしまいました。
それがこちら。
↓
これを本屋さんで見つけて、
アジデザイン社員として買わずにはいられませんでした。
小説「鉄道員(ぽっぽや)」で有名な浅田次郎さんの
JALの機内誌での連載をまとめた一冊、らしいです。
すごく読みたいのですが、
今読んでいる「愛するということ」は一瞬でも読むのをやめたら
理解できなくなりそうなので、まだ1文字も読めていません。
いつもこうしているうちに私の中の読書ブームが去り
積読が溜まっていくので、
今回こそはちゃんと完走したいと思います。