懐かしきパリのメトロ

2024-08-02

先週からパリオリンピックが開幕しました。日本と時差が8時間あるためリアルタイムで見るのが難しく、翌朝のニュースで日本選手の活躍を確認し一喜一憂する毎日です。
10年ほど前「足が悪くなる前にルーブル美術館に行きたい」と母が言い出しパリに2回ほど旅行しました。その時の映像がいまだに頭に色濃く残っており、開会式で映ったたくさんの街並みや建物を見て、当時訪れた地に思いを馳せました。




※写真はすべて2013年のものです。

特にメトロはパリ内を縦横無尽に走っており、現地ツアーに頼らずとも目的地へ自由に移動が出来るためかなりお世話になりました。
開会式ではそんなメトロも登場し、ジダン選手が火のついたトーチを持って電車に乗り込む姿があり、そんな事して大丈夫か!?と思ったもののそこから子供たちへトーチが渡されてセレモニーがスタートしました。


出典:日本地下鉄協会

日本は「有楽町線」「銀座線」など日本人でも少しややこしい名称になっていますが、パリは「1〜14号線」というとても分かりやすい名称になってるので現地の言葉が分からずとも乗れちゃいます。



ちなみにルーブル美術館に行くには、1号線か7号線に乗り「Palais Royal Musée du Louvre(パレ ロワイヤル ミュゼ デュ ルーヴル)駅」で降りて徒歩5分くらいで着いちゃいます。

先ほどの路線図でいうと真ん中あたりに位置しているため、旅行に行く際はなるべくこの近くに宿泊するとオルセー美術館、エトワール凱旋門、エッフェル塔、コンコルド広場など有名どころをサクサク回れて良かった記憶があります。

このメトロ、降り方がちょっと特殊でいきなり乗ると戸惑います。

このようなレバーがドア内側に付いており、バチン!とひねると手動で開きます。
降りる際はドア前に立って待ち、1番前の人が開ける役となって開いた瞬間に続々と降りるルールです。
開けるのにもたつくと後ろの人たちがイライラするため、駅に着く直前のまだ少し走ってる段階で開け、サッと降りると慣れてるっぽくてカッコイイ!(…と私は思ってました笑)

そんなちょっと古臭いパリメトロですが、今回のオリンピックを見据えてどんどん新しくなったようです。自動ドアになった車両が現れたり、紙製の切符が発売終了となってカードを購入してのチャージ形式になっているそうです。
メトロが開業したのもパリ万博(1900年)の開催に合わせたのがキッカケのようで、古きものが変わっていくのは寂しいですがますます旅行しやすくなりますね。

でもこういったアール・ヌーヴォーデザインの入口などはそのままにしていただきたく!また色々と変わってしまう前にもう一度行きたいです。