夏の富良野のラベンダー

2024-07-12

7月のはじめ、家族と北海道旅行へ行ってきました。
きっかけは祖母の
「死ぬまでに北海道のラベンダー畑をみたい」の一言。
若い頃から運動神経抜群で、いまも地元のパークゴルフ大会では敵なしの
まだまだ元気な祖母ですが、もう80歳。
心残りはからだが動くうちに解消していくことにしましょう。

ラベンダーといえば北海道・富良野ですよね。
ということで、羽田空港から1時間半(意外と近い!)、旭川空港に降り立ちました。

北海道だから多少涼しいだろうとは思っていましたが
なんとこの日は最高気温20℃!
雨もぱらぱらと降っていて、涼しいどころかちょっと寒い。
東京は36℃の猛暑日だったので完全に油断しました。
なにか羽織るものを持っていくべきでした…。

そんなことを考えながらタクシーの車窓を眺めていると
ラベンダー畑が見えてきました!
こちらが今回の旅のお目当てのファーム富田。

ラベンダーが絨毯のように敷き詰められたこの景色は、
皆さんも一度はテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか?

わたしも写真では見たことがありましたが
いざ生で見るとラベンダーが一面にずーっと遠くまで広がっていて、
なかなか壮観です。

ファーム富田といえば、ラベンダー以外にも
さまざまな種類の花が並んだ「彩りの畑」も有名ですね。

こちらは7月中旬〜下旬が見頃ということで
わたしが行った時にはまだ咲き始めでした。
でもこの自然で素朴なかんじも富良野ののどかな田園風景と合わさって、
なんだか画になります。

ファーム富田では4種類のラベンダーが栽培されています。
こちらがちょうど7月上旬に見頃を迎えていた「濃紫早咲(のうしはやざき)」。

花のかたまりが丸っこくてかわいいです。
売店では切花も販売されていました。
吊るしておくとドライフラワーにできるそうです。

こちらもいまが見頃の「ようてい」。

さきほどの濃紫早咲よりもちょっとおとなしめですね。

続いて、7月中旬から下旬にかけて見頃になる「おかむらさき」。

また前の2つと全然形が違います。
でもラベンダーと言われて思い浮かべる形って
この「おかむらさき」かも?と思ったり。

最後に7月下旬からが見頃の「はなもいわ」。

こちらはまだ蕾がちらほら見える程度。
8月中旬まで楽しめるそうです。
ラベンダーにこんなに種類があったとは
知りませんでした!

帰り際、こんな看板も発見。

日本で化粧品の香料として栽培が始まったラベンダーも
海外製の天然香料の輸入が始まったり
科学技術の発展で合成香料が安く手に入るようになったことで
国産ラベンダーは香料として売れなくなっていったそうです。
一時は激減したラベンダー畑を観光産業として復活させたのが
このファーム富田だったそう。
全国区の観光地になるまでには
相当な苦労があったんですね。

ラベンダー畑をみたがっていた祖母も満足そうに
自前のスマホで写真を撮りまくっていました。
私もたくさん一緒に写真を撮ることができて
良い旅になりました。

さいごにお決まりのこちらをいただきました。

ラベンダーソフトクリーム、
意外とおいしかったです。

富良野のラベンダーの見頃は毎年7〜8月。
羽田からも飛行機で1時間半と意外と近いので
気になる方はぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。
(天気予報をよくチェックして、羽織るものをお忘れなく!)