
映画館の席を取る時、みなさんはお気に入りの場所はありますか?
わたしはよく行く映画館の1番大きいスクリーンの時は、
決まって↓のピンクのエリアを狙います。

以前はなるべく後方派でした。
それも自分の意思ではなく
映画は俯瞰して観たほうがいいとかなんとか、
高校時代の古文の先生が言っていたのを
なんとなく覚えていたから。
いつだったか、アクション系の映画を
「今日は前のほうにしてみようかな」と
画面の端まで目で追えないほどバシバシと動く映像に
面食らいながら映画を”浴びた”その日から、
いまではめっきり前方派です。
2025年11月7日現在、絶賛上映中の『チェンソーマン レゼ篇』が
まさに”浴びる”映画だったので、特殊シアター含め3回観に行きました。
いまや一般的になりつつある4Dシアターを
未だに体験したことがなかったのですが、
4Dシアターでも2種類存在しているんですね。
システム提供している会社が違うらしく
特殊効果も違うなら、2種類とも行くしかないじゃんね?
ひとまず、1番近場でやっていた「MX4D」を体験。
来場者特典第2弾配布開始日の1番早い回を予約しました。無事ゲット。

開始早々、日常シーンからシートが動く動く。
これは映画というよりソアリン(※)だな…と
ぼんやり考えながら観ていました。
※東京ディズニーシーのシアター型アトラクション
4D専用シアターで小ぶりのスクリーンだったため
没入感はやや控えめ。というか、シートの動きが気になって
映画の内容よりも動きが気になる仕様でした。
その後、10月最終週より270度スクリーンの上映が決定。
スクリーン没入感重視の私はこれこそ行かねば!
でも4DXもどうせなら体験したい…。
と調べたところ、「ULTRA 4DX」という
「ScreenX」と「4DX」を
同時に体験できるシアターがあるじゃあないですか。
3回目は絶対これ!!!と決めて
千葉くんだりからはるばる池袋グランドシネマサンシャインへ。
なんとこの「ULTRA 4DX」、
国内で池袋か沼津でしか提供されていない特殊シアター。
通常料金+1,600円と、お値段もかわいくない。
東京ディズニーランドの開園当初の入場券くらいします。

高っけ~~~!と思いつつも当日。
席についたらチケット代のことなんて忘れてました。
左右の壁が白い!!

この左右の壁もスクリーンとして投影されるということ。
下記リンクの紹介ページ内の動画でイメージ動画が見られます。
参考:ULTRA 4DX紹介ページ
終始左右にも投影されていると思ってましたが
アクションシーンや、没入感強めな演出の時のみでした。
その点は残念だったものの、アトラクションとしての
エンターテイメント性は100点満点です。
MD4Dとの動きの差も面白かった。
4DXでは、シートの動きはほぼアクションシーンのみ。
映像との親和性が高く、動きが気になって集中できない
ということはなさそう。
映画によってはズリ落ちるほど激しく動くものもあるようで
これもエフェクトデザイナーの違いとかあるんでしょうね。
ここまで「特殊上映シアターってすごい」を言っておいてなんですが、
やっぱり普通の2Dを前のほうで浴びるのが好きだな、と思いました。
トリミングの妙っていうのもあるので
作者の表現の意図を殺している気がしてしまいます。
なんやかんやで、90度以上視野角の前めの座席に
後頭部を椅子に預けて見上げ気味に観るのがいんだよな。

『チェンソーマン レゼ篇』は、アニメ12話の続きですが
その12話を10分でおさらいできるように
公式がまとめ動画をアップしてくれています。
作者の藤本タツキ氏が大の映画好きということもあり
映画作品として綺麗にまとまった良い作品なので
チェンソーマンを知らなかった人も、10分動画で予習して
ぜひスクリーン(前めの席)で観てください。