先日、8月のとある暑い日
(まあ、毎日酷暑なんですが)
東京都世田谷区桜新町にある
サザエさんの作者でおなじみ
「長谷川町子」の
美術館&記念館へ行ってきました。
その存在を知りつつも、
なかなか行く機会に恵まれず
はや、ウン十年…
いつか行ってみたいと
思っていた場所です。
近くの三軒茶屋駅に
用事ができたついでに
「今でしょ!」と思い立ちました。
東急田園都市線「桜新町駅」を降りてすぐ
「サザエさん通り」をまっすぐ進みます。
駅出口でサザエさんとタラちゃんがお出迎え
通りのあちこちで
サザエさんが「こっちだよ」と
案内してくれるので
迷わずズンズン歩けます。
通りの途中に
「桜新町商店街まちステーション」があり
1階は休憩処になっていて
何人か本を読んだり、休んでいる方がいました。
こんな暑い日は助かるなぁと思いながら
早く美術館に行きたくて素通り。
屋根にタマが!
しばらく歩いて美術館に到着!
「美術館」と
通りを挟んだ「記念館」に
建物が分かれており
どちらも見学できる
共通券を購入。
記念館の喫茶部で使える
100円券を貰えました。
やった!
美術館では
長谷川町子の収蔵コレクション展
「動物ワールド」が開催されていました。
長谷川町子はもちろん、
さまざまな画家の動物をテーマにした作品の数々。
こじんまりした建物ながら
ゆったりと鑑賞できる心地よい空間でした。
そして記念館へ。
サザエさんシルエットの植木。
入り口前に
真ん中の長谷川町子に
いじわるばあさんと
サザエさんが話しかけている像が。
「サザエさんうちあけ話」の
表紙のイラストを
そのまま像にしたもののようです。
その手前でマスオさんが
おすすめカメラ位置を案内してくれています。
(余談ですが、漫画のマスオさんは
「女はこれだから困るよ」的な発言で
たびたびサザエに懲らしめられたり
波平の声色をマネして
フネさんからお小遣いをくすねたり
なかなかの人物です)
像の背後から見るとこんなかんじ。
かわいい。
さて、記念館に入ると
長谷川町子の代表作
「サザエさん」や
「エプロンおばさん」、
「いじわるばあさん」の
人物相関図が壁に。
そして、
サザエさん家のみんなが
出迎えてくれます、
撮影スポットですね。
昭和のお茶の間が再現された一角も。
展示はこれ以上撮影できませんでしたが
長谷川町子が作家になるまでの
歩みや作品を中心とした常設展、
戦時中の作品を中心とした企画展など
かなり充実した展示でした。
アニメのサザエさんより
漫画のタッチのほうが
断然好きです。
人物の描き方が、
痺れるほど「上手い!」と感じます。
特に子供の描写が絶妙で。
表情やしぐさがいきいきとしていて
今にも動き出しそうでした。
サザエさんやいじわるばあさんの
4コマ漫画しか知りませんでしたが
子供の学習本の写実的な挿絵や
絵本、新聞の挿絵など
数多くの作品を手掛けていて
相当に忙しかったのだろうな〜と
長谷川町子の働き者っぷりに
想いを馳せながら鑑賞。
ひととおり観終わったあとに
お待ちかね、喫茶タイム。
貰った100円券を使って
深煎りコーヒーをいただきます。
サザエさんの漫画がプリントされたカップは
飲み口がぽってりと厚く
やさしい口当たりで
コーヒーがより美味しく感じました。
「このカップ欲しい!」
と思ったら非売品でした。
購買部では
サザエさん柄のバンダナと
豆皿、サザエさんの1巻と50巻、
サザエさんうちあけ話を購入。
買ったものを入れてくれた
紙袋もまたカワイイ。
またいつか来ようと思いつつ
記念館を出たら
夕方の時間帯なのに
まだ灼熱でした。
私もプールに行きたいな〜