スカッと!自家製ジンジャーエール

2023-09-15

9月に入りやっと猛暑感が少し薄れてきましたが、まだまだ秋とは言えぬ暑い日が続きますね。

20代後半の時に母の勧めで3年間料理教室に通っていた頃、メイン料理の添え物として夏にジンジャーエールの作り方を学びました。
市販の物より生姜の香りが強くてとても美味しかったため、家に人を呼ぶ時に作ってよく振る舞っていました。また友人が遊びに来るタイミングでそのことをふと思い出し、久しぶりに作ったら夫にも好評だったので私なりにアレンジしたものを記したいと思います。

材料はいたってシンプルで、生姜と砂糖があればOK。
レモン汁とシナモンスティックを入れるといいようですが、あればで大丈夫です。あいにく我が家はシナモンスティックのような素敵な物を常備していないのでレモン汁だけ。
完成したシロップを保管するため空き瓶を用意するのをお忘れなく。


材料 大きめのグラス2杯分

生姜:35g(1かけ15gなので、2かけ強)を薄切り
砂糖:50g※
水:カップ1/2
あれば…レモン汁:大さじ1/2、シナモンスティック2cm
※きび砂糖にするとコクが出るそうですが普通の三温糖などでも大丈夫です。


鍋に水・砂糖を入れて煮て、沸騰したら洗って皮ごと薄切りにした生姜とレモン汁、あればシナモンスティックを入れます。
そのまま弱火で10分煮て粗熱を取ればシロップの完成です。
生姜とシナモンは取り除いてもいいですが、手作り感が出るのでそのままでも。

炭酸水や牛乳で割ったり、アイスやパンケーキにかけたり、もちろんビールと割っても美味しいです。
色々調べていたら砂糖をはちみつに変えたり、八角を入れるレシピもあるようです。少し変えるだけで甘さとスパイシーな雰囲気が変わって楽しそう。

ちなみに料理教室では20代の独身女性が1番多かった印象ですが、パン作りの楽しさに目覚めた男性、子供が生まれてから力不足を感じて通い始めたママさん、単身赴任中に自炊したいおじ様などが通われており、色んな方とお話しできて楽しかったです。
中には80代おばあちゃんもいて、その方のお皿洗いのスピードがすさまじく、横でお皿を拭く係を受け持った時はその早さに驚きました。
どうやら「小さいお皿→汚れの少ないお皿→大きいお皿→汚れの酷い大きいお皿」の順に瞬時に見分けて洗っているようで、それ以来ずっとこの方法を真似して洗っています。

和食コースに通った時によく覚えているのは「出汁のとり方」「出汁巻き卵の作り方」「魚の捌き方」です。この3つは生徒さん全員気合の入り方がいつもと違って、前のめりになって先生のレクチャーを見ていました。
他にも、お湯は行平鍋を使うと早く沸くこと、キャベツのみじん切りは同じ所を2回切るつもりで切ると細かくなること、大根おろし等の添え物はお皿の右下に置くこと、中華料理は材料と調味料をすべて揃えてから一気に炒め始めるとシャキッと仕上がること、生米と食材を一緒に茹でると柔らかくなること、などなど。たくさんの事が知れて通って良かった!といまだに思います。
今は小さい子供がおりミールキットを頼んでしまっているのですが、時間のかかる方法を知っているからこそ、時短技を別手段として理解するのは大事なことだなと感じます。

肝心のジンジャーシロップは、ビールで割ったら一瞬で無くなってしまったのでまた生姜を買いに行かなきゃいけない私です。
料理の片手間に作れちゃうので、残暑をスカッと過ごしませんか?よければ皆さんもぜひ。