10月21日から開催されている「INK de JET! JET! JET! 」に行ってきました。
4組のクリエイターが作品を通じてUVインクジェットの可能性を探る企画展示です。
主催はUVインクジェット印刷などを行う製版印刷会社ショウエイさん、
協賛は多彩なファンシーペーパーを取扱う平和紙業さん。
会場は茅場町にある平和紙業さんのショップ&ギャラリー「ペーパーボイス東京」。
21日の開催初日、急いで仕事を切り上げオープニングパーティーに汗だくで滑り込みました。
ちょうど出展者の一人である友人が、自分の作品の説明をしていました。
彼の作品は、グロスニス厚盛りのドット絵で再現したフェルメールの絵や、
合わせ鏡的な発想で、角度によって3Dに見える部屋の隅(角?)用ポスターなどなど。
流れ星をモチーフにした立体作品にも挑戦していました。
ポスター作品の前に置かれているのは、実験段階で出した縮小サイズの校正紙。
表現手法や紙の組み合わせを試行錯誤した苦労の跡が見うけられます。
水に溶ける紙、「水溶紙」の体験コーナーも。
「ところで水溶紙って何に使われるんですか?」と
近くにいたスタッフの方に素朴な疑問をぶつけてみたところ、
「僕もよく知らないんですよ(^^)」との答えでした。 ・・・。
そのあと作者の方に聞き直すと、機密文書や医療の現場などで使われています、とのこと。
灯籠流しの灯籠や流し雛なども水溶紙が使われるんだとか。なるほど〜。
誰にも言えない秘密も水溶紙に印刷すればトイレに流せるので便利ですね。
UVインクジェット印刷と特殊紙の変幻自在な魅力をたくさん発見でき、
両者の組み合わせによる無限の可能性を感じることができた興味深い展示でした。
ぜひスタッフや参加クリエーターに直接話を聞いて、実際に作品に触れてみてほしいです。
展示は29日まで。土曜日もやってます!