年末年始あたりに『刀剣男士』なるイケメングループをテレビでご覧になった方も多いと思いますが、今、若い女性のあいだで『刀剣』がブームなのだそうです。
きっかけとなったのは『刀剣乱舞』というオンラインのゲームで、これは実在の日本刀を擬人化した男性キャラがたくさん出てきて、歴史の改変を目論む悪い奴らと戦うという内容です。(おやじゲーマーである自分も、サービスを開始した頃にちょこっと遊んだことがありました)
今回、墨田区の刀剣博物館で人気の『江雪左文字(こうせつさもじ/こうせつさもんじ)』が展示中とのことで、鑑賞してまいりました。
刀剣博物館は、以前は代々木の方にあったのですが、2018年1月にこの両国の地でリニューアルオープンしたとのこと。
1階で観覧料を払い、3階の展示室へ向かいます。
『筑前左文字の名刀』期待が高まります。
ちなみにこのような日本刀の鑑賞では、細部をよく見るために(?)単眼鏡が良く使われるそうで、受付前に用紙に記入して申し出ると、単眼鏡を借りることができます。数には限りがあるそうですのでご注意を。
進んでいくと、一番最初にお目当ての江雪左文字が迎えてくれます。
若い女性が何組も真剣な眼差しで鑑賞していました。
冷たく美しく光るその刀身は、凄みというか、静かな迫力を湛えています。
撮影可の展示品はこの江雪左文字だけだったので、あとは写真でご紹介できませんが、この『筑前左文字の名刀』展は、南北朝時代前期に活動した刀工、左文字とその一派が生んだおよそ50口が鑑賞できます。短刀が多めですが、どれも名工の技と何百年もの年月を経たロマンのようなものを十分に堪能できました。
ちなみに自分が訪れた時間帯には50人以上の観覧者がいましたが、その内訳は若い女性が6割、その連れとおぼしき男性3割、年配の男性1割という感じで、制服姿の女子高生の姿もちらほら有り、刀剣ファンの女性は本当に多いんだな〜と実感した次第。
刀剣鑑賞の後は、同じ3階に屋上庭園があるので外に出てみました。
この刀剣博物館は、『旧安田庭園』の敷地内にあるそうで、このような眺めが楽しめます。
クレーンの左側は『江戸東京博物館』、右側は『両国国技館』です。
1階のカフェスペースでは、自販機の飲み物で一休みできますよ〜。
『筑前左文字の名刀』展は、2019年2月11日(月)まで。興味を持たれた方、ぜひ行ってみてください。