碁牛喘月、碁里霧中

2020-07-10

新型コロナ東京都の感染者数がまた続々と増えてますね。
「また自粛生活ヤダー!」との声も聞こえますが、割と順応している自分。まだまだいけそうです。インドアのリフレッシュ法はすぐ思いつくので、引きこもりの素質があるようです。

さてさて、前回あつまれどうぶつの森の記事を書きましたが、いまはというと実はやってません。笑
多分またふとした時にマイブーム到来すると思うのでしばらく塩漬け。

いまはというと、囲碁を勉強しています。
なぜ囲碁。

小学生の頃からずっと好きな漫画がありまして。
囲碁の漫画といえば、ほぼこれしかないのですが…


デデン!ヒカルの碁

タイトルの通り「碁」を通して、主人公ヒカルの成長を描いた作品です。
もう20年も前ですが、連載当時は空前の囲碁ブームで、世界への囲碁普及に寄与したとかなんとか。
実際にこの作品に影響されてプロにまでなったという子もいるんだろうなぁとWikipediaを読みながらしみじみ。
しかも数年前に、わたしの同世代の棋士がなんと七冠を達成!ヒカルの碁に出てくる、日本の最高実力者として描かれている人物ですら、五冠なんです。
将棋の藤井七段がいままさにものすごい快進撃を繰り広げていますが、まさに事実は小説より奇なりですね。

とまあ、小学生の頃からずっと好きで愛蔵版の単行本を年に1回程度読み返していたのですが、たまたま地方局でアニメの再放送をしていて。
アニメは未視聴だったので見始めたら、漫画では読み飛ばせる対局の尺が絶妙に長い…!
これは絶対ある程度理解して見た方が面白いな…!と思い、遥かなる(20年の)時を経てようやくルールを学び始めました。

ここでは割愛しますが、囲碁のルールって実はすごく少なくて。
多分将棋やチェスなども同じですが、ルールとして禁止している手が少ないんです。自由度が高いので、基礎から応用へのステップアップのハードルも高い。
実際AI相手に打ってみて、作中で登場人物がよく棋譜(過去の対局を記録したもの)を並べている理由がわかりました。石の流れを見ることがこんなに大事だったとは…。ヒカルの序盤の急成長はこういうことだったのね~。(ストーリー知らない方はちんぷんかんぷんだと思いますがぜひ読んでみてください!)

とりあえずいまは棋譜を並べる段階までも達していないので、実際に使われる碁盤の1/3のサイズで練習しています。
「COSUMI」というブラウザでサイトにアクセスするだけで手軽にできるので便利。

 

盤の大きさを選んで

自分が打つとAIが反応する

勝ちました!(小躍り)
まだヨワヨワなので20回に1回くらいしか勝てません!
終局後、リプレイでより最善の手を指摘してもらえます。

ハイテクゲーム機が増えている中、こういうアナログなゲームも気分が変わってよいですね。

もう何度となく読み返している漫画を新たな視点で読むことができるようになったので、またひとつ引きこもりへの道を極めたのでした。