オーストラリアの思い出3

2019-12-20

またもやオーストラリアの魅力語りを。
あと1回くらいは書けるかも。よければお付き合いください。

「世界の車窓から」オープニングの風景

以前投稿した、恐ろしい植物がいるキュランダからの帰り道のお話です。
行きはロープウェイでしたが、帰りは「キュランダ観光鉄道」というケアンズまで2時間ほど掛かる電車に乗りました。

切符はこんな感じ。
ツアーで乗ったため各々の値段は知りませんでしたが、今見たら右上に$50.00って書いてありますね。よ、よんせんえん

始終景色が素晴らしいのはもちろんのこと、日本語ガイドさんが「あの橋はリポビタンDのCMで使われた」「あの川はキンチョウリキッドのCMで山瀬まみさんがかっぱの格好をして撮影した」など、様々なメディアの名前を口にするので、疲れていても飽きることなく帰れます。

少し進むとバロンフォールズ駅という、バロン滝が見える駅で10分程度停車し、降りて景色を見る時間がもらえます。
高台に登ると…


バロン滝!
ぽけーっとしばらく眺めていたい気持ちもありますが、なんと10分経つと全員が電車に戻るまで待ってもらえない上、列車が1日2往復のみ運行(この時最終電車)のため、逃すと帰るのが明日になります。ひえ〜!
5分経過時点で一度汽笛が鳴り、10分でもう一度鳴るのですが、この2回目を外で聞く=間に合わないという事らしいので、急いで降りて5分で見て、1回目の汽笛が鳴ったら急いで戻る!という具合。事前にガイドさんが何度も口すっぱく注意していたためずっと緊張していましたが、乗り遅れた人はいない様子でした。
いそいそと列車に戻るとプァ〜ン!!という汽笛が聞こえ、すぐ動き出しました。

しばらく揺られると、ストーニークリーク滝という大迫力の滝が目の前に現れます。ここで列車はスピードを落として運行するため、車内からゆっくり写真が撮れます。
手を伸ばしたら届くかな?くらい目の前に突然現れる滝。高所ならではの風景です。

そして反対側には「世界の車窓から」オープニングで10年以上使われたあの風景!
急なカーブのため、列車の真ん中に乗ると先頭と最後尾が一度に見えます。


テレッテテッテ〜テ〜レテ〜♪
みんなストーニークリーク滝よりこっちの景色に夢中でした。

この鉄道は窓から何か落としても止まってくれないようで、お子さんが落ちた際など「命の危険がある場合のみ」停車してくれるそうです。そのためカメラやスマホを窓から撮る場合は落とさないように注意!ちなみに後ろに見える緑色の車両はゴールドクラス席で、アルコールが飲めたりお土産があるようです。


それから列車はどんどん下っていきます。広大なサトウキビ畑、豪華な別荘、野生のワラビーなどが次々に通り過ぎていき、気付いたらケアンズに到着。遠足帰りのバス内のように、流石に疲れて寝てしまっている人もいました。
2時間も風景だけゆったりと見て過ごすのはとても贅沢な時間で、海外ならではかもしれません。もし次回乗れる機会があったら、ゴールドクラス席がいいですね。すぐ寝てしまうかもしれませんが。