生ゴミにしか見えない

2018-11-18

11月10日(土)にデザインフェスタ(通称デザフェス)に行ってきました。
プロ・アマチュア問わずオリジナルの作品であれば誰でも参加できる大規模なアートイベントです。
その参加アーティストの数、1万5千人以上!

しかし今回の私の目的はただ1人。映像作家のしばたたかひろさんです。

しばたさんは「毎日こむぎねんど」という自身のTwitterで人気急上昇中の作家さんで、小麦粘土でミニチュア作品を作り、日々Twitterにアップされています。
普段は芸大の大学院でアニメーションを専攻する学生さんでもあります。

興味のある方はぜひTwitterを検索してみてください。はっきり言って天才です!!

例えば「もうじき溶けきるバブ」「乾燥した冷えピタ」「切れば切るほど具材が飛び出す巻き寿司のはしっこ」などなど。これらの題材を粘土で作ろうという発想力!その完成度の高さもあいまって、クレイジーすぎてもう笑うしかありません(笑)

デザフェスの会場は東京ビッグサイト・西ホール。ここに約4,500ものブースが集結します。
当日は入場とともにしばたさんの出展ブースに直行し、念願だった作品を手に入れることができました。
販売している作品は小麦粘土ではなく樹脂粘土を使っているのですが、もちろんすべてハンドメイドです。


おいしそうな食パン4種。本来はブローチなのですが、しばたさん多忙につきピンの取り付けが間に合わず。


換気扇のブローチ。羽根のツヤ感がリアルです。


これが一番欲しかった!「生ゴミのポーチ」。間近で見ても本物の生ゴミにしか見えません。

ブローチやキーホルダーなど作品は身につけるアクセサリー系が多いです。
しかも、これ普通アクセサリーにしますかね?っていうモチーフがほとんどです。

さすが人気の作家さんというだけあり、ブースにはあっという間に長蛇の列ができていました。
品出しでお忙しいにも関わらず、私の質問攻めに嫌な顔ひとつせず丁寧に答えてくれたしばたさん。
私も小麦粘土でたまに遊びます、と言ったら「小麦粘土仲間ですね!」と嬉しそうに返してくれました。
若さと才能溢れるピュアでチャーミングな好青年でした。これからも応援しています!

デザフェスで早々に目的が達成されたので、午後は銀座に立ち寄り、「ADC展」としておなじみ「日本のアートディレクション展 2018」にも行ってきました。


こちらもおもしろかったのですが、長くなりそうなのでその中の1作品をご紹介。

一般作品/ADC賞
Double A「Obsession for Smoothness」

ライゾマティクスの真鍋大度氏も制作に参加している、567台ものプリンターを使って2年半かけて制作されたとにかくカッコいいムービー。
会場で最後にこのムービーを見たのですが、一気に引き込まれて終わりまで目が離せませんでした。
撮影、さぞかし大変だったでしょうね・・・。

こちらについては、また後日改めて記事を書きたいと思っています。

おまけ

土曜の昼下がりの歩行者天国。平和です。