Boy, boy, crazy boy. Get cool, boy.

2019-07-20

7月も折り返し過ぎましたが、まだ梅雨明けせず台風まで接近するかしないかという今日この頃。
天気がもやもやはっきりしないうえに、私の心ももやもやしています。
何にもやもやしているのか?
原因は「ウエスト・サイド・ストーリー」です。

今年の初め「スピルバーグ版ウエスト・サイド・ストーリーのキャストが決定!」というニュースがラジオから聞こえてきて「何それ!!!!」と心がざわついた瞬間がありました。来年公開予定とのこと。スピルバーグか…吉とでるのか凶と出るのか。心中おだやかではない私。

というのも、私の好きなミュージカルの頂点は「ウエスト・サイド・ストーリー」。
映画(デジタルリマスター版)と舞台をいくつか観てきました。映画のDVDは何回観たことか!
サントラもちゃんとスマホに入っています。

上左:映画(デジタルリマスター版)パンフ
上右:映画DVD(スペシャルエディション)
中左:1998年宝塚月組公演パンフ
中中:1999年宝塚星組公演パンフ
中右:2003年ブロードウエィ・ミュージカル ミラノスカラ座バージョン来日公演パンフ
下左:2006年ブロードウエィ・ミュージカル来日公演パンフ
下右:2016年劇団四季公演パンフ

今まで見送ってきた公演、チケットが取れなかった公演などもあり
もっともっと観ている方もいらっしゃるでしょうが
あまり誰かや何かを追っかけたりハマったりするタチではない私が、ここまで好きなのも珍しい。(他人事のような言い方…)

そこで、今度は「世界初演!360°シアター版 21世紀最大の来日公演!ブロードウエィ・ミュージカル ウエスト・サイド・ストーリー」とのニュースが耳に飛び込んできました!

会場は「東京・IHIステージアラウンド」という豊洲にある劇場。
「周囲を取り囲む360度全てに展開されるステージ、その中心に巨大な円形の観客席を配置。
巨大なお盆に乗った観客席、それ自身が回転しながら、舞台、映像、音楽、照明、全てが画期的な方法で融合することで、
これまでにない感覚を体験させてくれるアジア初の没入型エンターテインメント施設です(公式HPより引用)」
というすごいところらしい。

これは行かねばなるまい!と気持ちが高ぶったのですが
念のためと思い「東京・IHIステージアラウンド」の公演のレビューを見てみたところ
「席が狭い」「前の人の頭でステージが見えない」「列の真ん中だと、1回座ると出られない」「劇場のまわりに何もない」とさんざんな言われよう。確かに15,000円も出して舞台が上半分しか見えないんじゃ辛いなあ…
思い返してみれば、今まで観た中でブロードウェイの来日公演の方が印象に残っていない。映画のキャストが素晴らしすぎて、舞台がそれを超えないなあと感じたのを思い出しました。印象に強く残っているのは一番初めに観た1998年宝塚月組公演。紫吹淳のベルナルドと樹里咲穂のアニタに魅了されその後の公演ではそれ以上の演者はいなかった。
そうだ、それなら、今回はあきらめよう。観に行くのをやめよう。
という結論に達しました。

が!

「東京・IHIステージアラウンド」では、来日公演の次に「日本語上演」を控えています。というニュースがまた流れてきたのです。
トニー役を宮野真守と蒼井翔太のWキャストって言うじゃありませんか!
しかもこれがSeason1で、別キャストのSeason2、Season3があるとかないとか?

せっかくあきらめたのに〜

ということで冒頭のもやもや状態になったわけなのです。

Season1のチケット販売は8月24日。
行くのか?行かないのか?そもそもチケットが取れるのか?悩ましい〜

劇中でジェット団の少年たちが歌う「Cool」で、気持ちを抑える日々です。
「Boy, boy, crazy boy, Get cool, boy.(クレイジーボーイよ、落ち着け!)」

それでは、マリアがトニーに教えるスペイン語の挨拶で締めたいと思います。
「ブエナス ノーチェス!(おやすみなさい)」